【動画あり】幼児向けサッカー練習法。教え方のコツと練習メニュー

幼児向けのサッカー練習方法と教え方のポイントについて考えてみたいと思います。まず、幼児だからといって、それほど極端に練習メニューを変える必要はありません。

最初は、ボールタッチから始めていき慣れてきたら、リフティングをやったりドリブルやキックなどの練習を行っていけばいいでしょう。もっと練習をやりたいというやる気がある幼児には俊敏性を鍛えるアジリティトレーニングを取り入れも良いでしょう。

ただし、体幹を鍛えるトレーニングについては小学生になってから行うことをおすすめします。幼児期では神経系の発達が著しく成長する時期なので、「ボールにたくさん触れて慣れる事」と「いろんな体の動かし方を通して動き創り」をすることが大切です。

サッカーの練習以外のトレーニングを遊び感覚で取り入れるのも良いでしょう。例えば、鬼ごっこやドリブル競争など子どもが楽しくできる練習メニューを取り入れてみましょう。

そこで今回は、幼児向けのサッカー練習法と教え方のポイントについて紹介していきます。是非、最後までお読みいただき練習をする際の参考記事としていただばと思います。

楽しませることが第一

この年代の子どもたちは、練習をしてサッカーの技術を向上させるというのではなく、サッカーの楽しさを教えてあげることが大切な年代だと思います。そのため、練習メニューの中にはお遊び的要素を盛り込んでとにかく飽きさせない練習をすることが重要です。

特にこの時期の子どもたちは飽きっぽい性格で、基礎練習をやらせていると10分も持たずに別な事(土遊び・虫遊びなど)を始めてしまいます。しかし、幼児にとって楽しいこととは一体何なんでしょうか?

その答えは、「勝って楽しむことです」そのため、子どもが勝って楽しめる練習を行う必要があります。例えば、1対1をやるにしても10点先に先取したほうが勝ちというルールを決めて、いつもぎりぎりのところで負けてあげるのです。

そして、とにかく褒めてあげてください。子どもは大人に褒められるともっと頑張ろうという気持ちになり練習を集中して行うことができるようになります。

そうなってくると、練習が楽しくなりもっとたくさんやろうという気持ちになっていくのです。とういうことで、練習をするというよりまずは楽しませることを第一に考えましょう。

1人でできる練習メニュー

ここからは、1人でもできる幼児向けの練習メニューについて紹介していきます。1人の練習メニューとして挙げられるのは「ボールタッチ」ですが、この年代ではそこまでボールを足扱うことにこだわる必要はないと思います。

それよりも、神経系の発達が著しい時期なので体の使い方を身につける「コーディネーショントレーニング」をどんどんやってみるのも良いでしょう。いろんな動きを体感して動き創りの基盤を築いていく事が将来のサッカーでの動き方に繋がっていくでしょう。

手を使って連続バウンド

バスケットのドリブルのような動きでドリブルを何回連続でできるか挑戦してみましょう。慣れてきたらこちらの動画の子のように自分も一緒ジャンプしながらやってみましょう。

投げたボールを背後でキャッチ

上に投げたボールを背中でキャッチしましょう。背後の目に見えない部分でのボールキャッチとなるのでタイミングの取り方が重要です。

ボールの感覚とキャッチの瞬間の感性が養われます。

ボールを使って8の字回し

まず、両足を開きます。ボールを使って足の周りを8の字を描くようにボールを手に持って回します。このとき、ボールが地面に触れないよう注意して行ってください。

慣れないうちは、8の字を書くように地面を転がしてやってもいいです。慣れてきたら地面へ落とさないようにやってみましょう。

けんけんぱ

昔からある遊びのひとつですが、「けんけんぱ」はバランス感覚やコーディネーションを鍛えるのに最適な遊びなのです。サッカーは足を使うスポーツなので、「けんけんぱ」で足をたくさん動かして感覚を身につけるには最適な練習方法です。

片足でジャンプしたり両方の足で着地したりなど、様々な動きが取り入れられているのが「けんけんぱ」の魅力です。お遊び間隔でできるので幼児向けの練習となりそうですね。

スキップ

スキップは、全身の運動能力が鍛えられて足も速くなります。高く跳んでスキップをしたり、前へ進むようなスキップをするなど、いろんなスキップを踏んでみましょう。

親子でできる練習メニュー

この年代の子の特徴は、とても飽きっぽいです。自分で楽しいと思えばひたすら頑張るのですが、「つまらない」「面白くない」と感じると、急にやる気をなくしてしまう傾向にあります。

そのため、親子で行う練習メニューとしておすすめなのが「ドリブル鬼ごっこ」のようなお遊び的要素が含まれていて楽しめる練習メニューです。

ドリブルで競争

スタートラインとゴールラインを決めてその間をドリブルで競争します。ゴールするときはラインの上でボールを止めることを意識して行いましょう。

親子で対決要素を取り入れて、10回マッチで行ってみるのもいいでしょう。対決式ルールを決めてあげることで子どもが飽きずに練習に取り組めるようになるでしょう。

コーン当てゲーム

コーンを狙ってボールをキックするゲームです。最初は1本から始めて10回中何回倒せるかなどルールを決めて行うと良いでしょう。

1本だけで飽きてくるようであれば、今度はコーンを複数用意してボウリングのように並べ、全部のコーンを倒すのに何回かかったのかを競うのもいいでしょう。親子で楽しみながら練習に取り組むことができるはずです。

ドリブル鬼ごっこ

親子で楽しめるドリブル鬼ごっこです。やり方を説明しますので是非親子で楽しみながら練習に取り組んでみてはいかがでしょうか?

まず、2人の間にカラーコーンを置きます。コーンが無ければ代わりになるものでいいので2人の間に障害物になるよう配置してください。

そして、その周りで鬼ごっこをしましょう。タッチされたら鬼は交代して行います。

大人は子どもに気づかれない程度にうまく負けてあげてください。子どもが楽しめるよう工夫してやってみると飽きずに鬼ごっこを楽しむことができるでしょう。

幼児向けのサッカー練習方法と教え方のポイント

幼児期は、とても飽きっぽい時期ではありますが、その反面これは面白い楽しいと思えばその集中力は留まることがありません。この特徴をうまく活かしながら練習へ取り入れていければいいでしょう。

そして、子どもたちは遊びが大好きです。そのため、練習メニューの中にはゲーム的要素を取り入れた練習を行いましょう。

そのとき、親は上手に負けてあげるようにしましょう。子どもは大人に褒められるともっとやろうという気持ちになります。

子どもたちの性格を上手く使って楽しくサッカーの練習を行うことができればいいと思います。まずは、サッカーが楽しいと思える環境作りをしていきましょう。

サッカーの技術は、今この時期に楽しいと思える感覚が身についていれば必ず上達してくるはずです。そのためにも、幼児期にサッカーの楽しさを教えてあげるようにしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が、幼児向けのサッカー練習法としての参考記事としていただければ幸いです。

それでは、素敵なサッカーライフをお過ごしください。

おすすめの記事