プロサッカー選手になるための5つの方法。Jリーガーへの道を解説。

小学年代でサッカーをやっている子やその親御さんの中には、将来プロのサッカー選手を目指しているお子さんもいるのではないでしょうか?

小学生のなりたい職業ランキングで上位にも入っているプロのサッカー選手は、小学生の中でも人気の高い将来の夢です。

しかし、プロのサッカー選手には一体どうしたらなることができるのでしょうか?まず上手くなることが一番大事な事だとは思いますが、一体どのような経路でプロの道へ進む事ができるでしょうか?

そこで、今回はプロのサッカー選手になるルートについていくつかご紹介させていただきます。

プロサッカー選手になるには

プロのサッカー選手になるにはいくつかのルートがあります。

  • Jリーグのユースチーム(下部組織)から昇格
  • 高校・大学サッカーで活躍してスカウトされる
  • 海外でサッカー選手になる
  • 社会人サッカーから上を目指してプロになる
  • 入団テストを受ける

サッカー少年が、プロのサッカー選手を目指すには大きく分けて5つのルートに分けられます。今回ご紹介させていただくルートはどれをとっても険しく狭き門です。

Jリーグのユースチーム(下部組織)から昇格

サッカー選手になるための王道なパターンが、Jクラブのユース(下部組織)からトップチームへ昇格しプロになるというオーソドックスなルートです。Jリーグに所属しているクラブは、ジュニア(小学生)年代、ジュニアユース(中学生)年代、ユース(高校)年代別に下部組織を持っています。

入団するには、スカウトされるかセレクションと呼ばれる選考を経て、そこで合格することができれば入団することができます。そのため、入団するにはとても狭き門です。

しかし、入団することができればプロと同じ施設を利用することができ、国際的な試合を体験することができるため常にハイレベルなサッカーに触れることができます。そして、最終的にユースチームでの活躍が認められればプロ契約を結ぶ事ができます。

高校サッカーで活躍してスカウトされる

高校サッカーで、活躍してJリーグのクラブからスカウトをされてプロのサッカー選手を目指す方法です。クラブのスカウトは、インターハイ(高総体)や冬の選手権など大きな大会にはクラブのスカウトが視察しています。

そのためにも、サッカー強豪校へ入学する必要があります。強豪校へ入部することで主要な大会へ出場することができればそこで活躍することでスカウトに注目される機会が増えてきます。そして、プロのサッカー選手への道も開かれてきます。

強豪校以外でも、個人的に能力が高い選手であれば、各都道府県の選抜に選ばれるはずです。そこで活躍することができればスカウトに注目されることもあります。

大学サッカーで活躍してスカウトされる

Jリーグや高校サッカーからプロへ入る方法の他に強い大学のサッカー部に入ってプロを目指す道もあります。有名な選手には、日本代表の長友選手がいます。

そして、Jリーガーの多くは大学出身者の割合が最も多い傾向があります。名門大学としては、流通経済大学、筑波大学、国士館大学などがあります。

その中でも、最も多くプロ選手を輩出している大学は流通経済大学になります。しかし、名門大学のサッカー部に入部するにはセレクションやスカウトから入部する形が基本です。

そのため、サッカーの技術をしっかりと磨いておく必要があります。高校サッカーで活躍して名門大学を目指しましょう。

大学サッカーからプロ目指す理由としては、高校を卒業してプロの道へ進んでもすぐには公式の試合に出られるケースが少ないということです。サッカー選手は、試合に出れるかどうかで成長の度合いに違いが生まれてきます。

そこで、試合に出られるかどうか分からないプロの道へ進むよりも大学サッカーで経験を積むことでプロへの道を目指そうという考えを持つ選手も多くなってきているようです。しかも、大学サッカーの名門校は日本代表やJリーグのチームとの試合を行うことも多いようです。

そこで活躍をすることが出来ればスカウトの目に留まりプロへの道も開かれてくるのです。

海外でサッカー選手になる

この方法は、一般的な方法ではありませんが海外へ留学して現地でプロを目指すという方法になります。あの有名なキングカズこと三浦知良選手は、高校を中退してブラジルへサッカー留学をし見事現地でプロ契約を結びプロのサッカー選手となりました。

カズ選手の時代に比べると現在では海外留学への斡旋業者も増えてきており、チャレンジしやすい環境が整っているのではないでしょうか。ですが、海外だとまず言葉の問題がありますのであまりお勧めはできません。

まずは、日本で力をつけて日本でプロを目指すことをお勧めします。あくまでひとつの手段として認識していただければと思います。

社会人サッカーから上を目指してプロになる

これまで、紹介してきた方法の他にもプロを目指す方法があります。それは、アマチュアリーグからJリーグへ這いあがる方法です。

日本には、地域・都道府県・市町村リーグがあります。そして、このアマチュアリーグの最高峰にはJFL(日本フットボールリーグ)が存在しています。

実際に社会人サッカーからプロ選手へ這いあがった選手も数名存在しています。しかし、アマチュア選手からプロ選手へ這いあがるにはイバラの道であることに違いありません。

今回の方法もあくまでなるための手段のひとつとしてこういう可能性もあるのだと知っていただければと思います。

入団テストを受ける

クラブのテストを受けて入団する「セレクション」と呼ばれる選考を経て入団することもできます。ただし、J1やJ2で開催される「セレクション」は実施されていますが、基本的に一般公募は少ないようです。

チーム関係者による紹介などで、プレーのビデオ審査を行ってからそれに通過した後に実際の練習に参加をしてテストを受けるといった流れになります。そして、テストに合格をしたとしても最初は「練習生」として扱われ、そこから本格的なプロとしての契約を目指していくことになります。

最初のうちは「練習生」としての扱いとなるので、給料は発生しない状態です。実際に「練習生」からプロとして活躍した選手には、中澤佑二選手(横浜Fマリノス)と中村憲剛選手(川崎フロンターレ)が有名な選手になります。

どちらの選手も日本代表まで上り詰めています。練習生からのスタートは険しい道のりかもしれませんが、実際に活躍している選手もいますので十分に可能性もあります。

ただし、トップチームの入団テストは一般公募されていないのが実情です。しかし、J2以下のクラブや将来Jリーグ入りを目指しているチームではセレクションを開催する可能性があります。

入団テストを希望する方は、各チームのホームページをチェックして情報収集しておく事をお勧めします。

クラブにスカウトされるには

ここまで様々な方法で、プロ選手になる道を紹介してきました。どの方法でプロを目指すにしても大事な事は、スカウトの目に留まる必要があるという事です。

それでは、実際にスカウトに注目されるにはどうすればいいのでしょう。まず最初に考えられるのは、強いチームに入ってレギュラーになる事です。

強豪と呼ばれるチームの選手はJ下部のコーチにチェックされています。そして、強豪チームだと公式戦や練習試合でJ下部のチームと対戦する機会も多いため、レギュラーとして活躍している選手はスカウトから声がかかります。

J下部のクラブによっては入団選考のための練習会があり、注目されている選手は直接クラブから参加要請の声がかかることもあります。

次に考えられるケースとしては、トレセンに選ばれることです。中でも都道府県クラスのトレセンとなるとJ下部のコーチがトレセンのコーチを務めることもあります。

そこで、アピールができればスカウトから声がかかりやすくなる可能性があります。トレセンのコーチをJクラブのコーチが務めていますので選手の事を知る機会が圧倒的に多くなるからです。

スカウトに注目されるには、大きな大会で活躍することも大変重要な要素です。特に最終学年の大会となりますとJクラブのスカウトマンの注目は一気に高まります。

大会で活躍した選手は、チームの勝敗に関係なくスカウトから声をかけられる可能性が高くなります。

プロサッカー選手になるために小学生年代で何をするべき

それでは、プロのサッカー選手を目指すためには小学生年代で何をすべきなのでしょうか?たくさん練習をして技術を磨く事でしょうか?

確かに練習をたくさんして技術力をあげる事も大事です。まずは育成年代ですのでしっかりとした食事・睡眠をとり、土台となる体を作ることが先決だと思います。

そして、サッカーを楽しんでやる事です。しっかりとした体を作り上げサッカーを楽しむことができることで、自然とサッカーの技術も身についていくはずです。

小学生年代で身につけるべき技術は「止める、蹴る、運ぶ」といったサッカーの基本技術を試合で自由自在に行えるレベルまでもっていければベストです。

後は、自分にあったチームでレギュラーとして活躍することができればいいですね。レギュラーにこだわるのはサッカーはなんといっても実戦経験(試合感)が重要です。

どんなに強豪なチームに入っていても試合にでれなければ意味がありません。良いクラブで練習を受ける事自体は意味があると思いますが、サッカーは試合を通して得る事がたくさんある競技です。

ですからチームを選ぶ時には、試合に出してもらえるチームを選ぶことも重要な要素となってくるのです。

まとめ

今回は、プロのサッカー選手になる方法についてご紹介させていただきました。サッカー選手になるためには、長く険しい道のりであるのは間違いありません。

そこで、何よりも大事なのはプロのサッカー選手になるという強い気持ちを持ち続け前進していくことだと思います。

そして、育成年代であるこの時期に将来の土台となる体作りを行い、サッカーの基本技術を身につけ、身につけた技術を試合で生かすことが大事です。

サッカーを楽しみながらプロを目指していってもらえればいいのではないでしょうか。最後にこの記事が、プロサッカー選手を目指している方々の参考記事としていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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