
サッカーを始めたばかりの子やもっとうまくなりたい子は、チームの練習の他にひとりでできる練習を行いたいと考える事があるのではないでしょうか?
しかし、ひとりで効果的な練習をするには一体どんな練習をすればいいのかと悩む子もいると思います。
そこで今回は、一人でできる練習メニューについて紹介していきたいと思います。
是非、最後までお読みいただき一人でできるサッカーの練習メニューの参考記事としていただければ幸いです。
目次
一人でできる練習メニュー
リフティング練習
まずご紹介するのは、サッカー練習の一人で行う練習といえばこちら「リフティング練習」になります。
リフティングは、ボールと少しのスペースがあればいつでもどこでもサッカーの練習を行う事ができます。
リフティングで重要なのは、ボールの中心をしっかりと捉えて足のいろんな部位でキックを行う事です。サッカーにおいて正確なキックをするためにはとても重要な事になります。
また、ボールを蹴った時の感覚を養う事にもリフティング練習は適しています。どれくらいの力でボールを蹴るとどのくらい弾むのかなど体感を通して覚える事ができます。
特にサッカー初心者は、ボールの芯を捉える事ができていないので、ボールをまっすぐ蹴る事ができません。
サッカーでは、ドリブルやパス・シュートをうまく使って試合を進めていきますが、どの技術もボールをしっかりと蹴る事が重要です。
リフティング練習をこなす事で、正しいボールタッチを身につける事ができます。リフティングをいきなり100回やるのはとても難しいです。
最初は、ワンバウンドしてもいいのでリフティングを行ってみてください。まずは、ボールの芯を正確に捉えられるキックテクニックを身につけましょう。
慣れてきたら足のいろんな部位を使ってなるべくボールを地面に落とさないようにリフティングを行っていきましょう。リフティングは毎日行っていけば必ずうまくできるようになります。
難しいリフティングをする必要はありません。基本的なリフティングをできるだけ早くマスターするようにしましょう。
ボールマスターリー(ボールタッチ)
サッカーを始めたばかりの子にやってもらいのは、とにかくボールにいっぱい触れる事です。ボールをたくさん触ってボールの感覚を身につけましょう。
そこでおススメの練習メニューが「ボールマスタリー(ボールタッチ)」です。ボールマスタリーとは、足裏やインステップ・インサイド・アウトサイドなど足のいろんな部分でボールタッチを行う練習メニューです。
練習メニューは豊富にあり、初心者から上級者まで幅広いレベル対応した練習メニューがたくさんあります。ボールタッチのポイントは、優しくボールタッチを行う事です。
小学生年代の子供たちのプレーを見ていると強さを求めたプレーが多く見受けられます。サッカーでは、強さも必要ですが一番は正確性だと思われます。
どんな強いシュートでもゴールの枠に入らなければ意味がありません。逆に強さはなくても正確性があればゴールにも決まりますし、味方へ正確かつ優しいパスを送る事もできます。
正確なボールタッチができるようになれば今説明したプレーを行う事ができるようになります。しかも、ボールマスタリーの練習は狭いスペースでもボールさえあればトレーニングする事ができます。
やり方さえ工夫できれば家の中でも練習する事ができます。たくさんボールに触れて正確なボールタッチテクニックを身につけていきましょう。
壁打ち練習「蹴る(キック)」
サッカーの練習相手がいない時に、最適な練習方法に壁打ち練習があります。壁に向かってキックの練習をする事でサッカーボールのどこをどの程度の力で蹴るとどれくらい飛ぶかを体感する事ができます。
最初は、壁に近い位置からインサイドキックやインステップキックを練習すると良いでしょう。近くから始めてだんだん距離を離していくと良いでしょう。
慣れてきたらグラウンダーや少し高い位置を狙うなどコントロールを磨きながら練習を行う事で効果的な練習になると思います。繰り返し行う事でキックの感覚が身についてきます。
最初のうちは、ゴロでも構いませんので狙った所へボールを蹴れるようになりましょう。動画を参考にして練習してみてはいかがでしょうか?
壁打ち練習「止める(トラップ)」
先ほどは、サッカーの技術のひとつである「蹴る」の壁打ち練習について説明しました。ここからは、サッカーの技術で最も重要である「止める」の壁打ち練習を紹介していきます。
壁に向かってボールを蹴ると当然ですが壁に当たって跳ね返って来ます。壁打ち練習では、このキックとトラップの練習を同時に行う事ができるメリットがあります。
それでは、練習方法ですがサッカーを始めたばかりの子やサッカー初心者におすすめなのが、インサイド(足の内側)や足裏を使ったトラップです。
この2つの方法が最もボールをトラップしやすくサッカー初心者にとって最初に身につけるべきトラップになります。
まずは、転がってきたボールを次の蹴りたい足の方へ意識してボールをトラップできるようになりましょう。トラップは、次のプレーへ繋げるテクニックにでもあるのです。
どんなボールでも確実に足元に止める事ができれば次のプレーへ素早く移行する事ができ相手より先にボールを有利な状況へ運ぶ事が出来ます。
特にゴール前での正確なトラップが出来ればシュートを打つ時に余裕を持ってゴールを狙う事ができるので得点力アップに繋がっていきます。
トラップのコツは、足や体の力を抜いて優しくボールを受け止める事です。そして、インパクト(足にボールが当たる瞬間)の瞬間に足や重心を後ろへ引くように意識して行ってください。
重心を後ろへ流す事によって無駄な力が掛からないためボールの威力を止める事ができます。動画では、壁を使ったいろんなトラップの練習が紹介されています。
練習の参考にしていただければと思います。
ドリブル練習
次にご紹介する練習メニューは、「ドリブル」になります。ドリブル練習も1人で行う事ができる練習メニューのひとつになります。
練習方法は様々ありますが一般的な練習法としては、マーカーやコーンを使ったジグザグドリブルの練習です。あのメッシ選手や久保建英選手も幼い頃からドリブルの練習に取り組んでいたらしいです。
サッカーでドリブルがうまくなるとプレーに余裕が生まれます。そのため、ドリブル以外のプレーでも活躍する事ができるようになります。
是非とも習得しておきたいサッカーテクニックのひとつになります。始めからプロの選手のようにスピードを上げたドリブルを目指す必要はありません。
最初は、スピードはなくてもいいので正確なドリブルを意識して練習に取り組みましょう。慣れてきたら徐々にスピードを上げたドリブルができるようになればいいのです。
サッカーにおいてドリブルの目的は、ゴールに向かってボールを運ぶ事です。サッカー初心者によく見られるのが大きくボールを蹴ってしまう事です。
細かくボールタッチを行うよう意識してみましょう。ボールマスタリーを思い出してリズム良くボールタッチをしながらボールを運んで行くことが重要です。
マーカーを使ったドリブル練習の動画を紹介させていただきます。練習のポイントややり方などについて解説されていますので練習の参考にしてみてはいかがでしょか?
一人練習に必要なトレーニンググッズ
1人で練習をする際に必要となるのが「トレーニング用のアイテム」になります。ここでは、1人練習でおススメなトレーニンググッズについて紹介していきます。
トレーニングラダー(スピードラダー)
フィジカルや敏捷性を鍛えるトレーニンググッズがこちらの「ラダー」と呼ばれるグッズです。サッカーに必要な細かいステップを鍛える事ができる身につける為の必需品です。
等間隔のマスの中をいろんなステップを踏む練習道具になります。プロサッカークラブでも導入されており試合前のウォーミングアップに使われます。
そして、ラダーは自主練習にも使えるため、1人でできるトレーニンググッズのひとつです。ラダーのステップワークはいろいろあります。
そのため、こちらにトレーニングラダーを使ったトレーニング動画を紹介させていただきます。
マーカーコーン
1人でできる練習グッズの定番の「マーカー・コーン」です。シンプルなグッズですが使用用途は様々です。
例えば、ドリブル練習のマーカーとしてシュート練習ではDFを想定した練習などに使用されます。マーカーコーンにもいろんな種類のマーカーコーンがあります。
コーンは高さがあるため実際のDFを想定した目印として最適です。マーカーと呼ばれる道具はドリブル練習の際にコーンと比べると物足りなさを感じる道具です。
しかし、マーカーは持ち運びにとても便利な練習道具です。マーカーコーンを使ったトレーニング動画を紹介していますので練習の参考にしていただければと思います。
リフティングボール
最後にご紹介するのがリフティングボールです。このリフティングボールの大きさの種類はたくさんあります。
テニスボールの大きさからハンドボール位の大きさまでいろんな種類のボールがあります。ボールの重さも様々で軽めのものから重めのものまでいろんな重さのボールです。
いつでもどこでもリフティング練習に取組む事ができます。サッカーの基本技術を身につけるためにも必要なトレーニンググッズです。
サッカーを始めたばかりの子やサッカー初心者へおススメしたい練習道具のひとつです。リフティングボールを使用した練習動画も併せて紹介させていただきます。
サッカー練習本
サッカーの練習をする時に参考となる練習方法を知るためにも「本や書籍」が必要です。サッカーの技術を向上させるには身体やテクニックを鍛える必要があります。
練習用道具は練習の効果を高める事ができます。そして、本や書籍を用いる事で更に練習の効果を高める事ができるのです。
サッカーの上達には、「考える力」と「イメージ力」が必要不可欠です。本や書籍を使用して情報収集する事は「考える力」を養う事ができます。
サッカーの指南書を参考して情報収集を行い、どのように自主練習に取り入れるか練習方法をどうするかを考える事も練習のひとつになります。
本はたくさんあります。どの本を読めばいいのかたくさんの種類の本の中から選ぶのは簡単ではありません。
そんな時は、まず今の自分に必要な練習は何か?自分のポジションに必要な事はどんな事か?など選手一人一人が考えて自分にあった本を選べれば良いと思います。
まとめ
ここまで、1人でできる練習方法についてご紹介させていただきました。やはり、技術力アップには繰り返し練習が重要だと思います。
そして、サッカー始めたばかりの子やサッカー初心者が上達するためにはできるだけたくさんボールに触れてください。空いている少しの時間でもいいので毎日ボールに触れてください。
それを続けていれば必ずサッカーがうまくなります。必ず上達していきます。
最後にこの記事が、1人でできる練習メニューを探している方々の参考記事としていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。