サッカーを始めたばかりのお子さんの親御さんであれば、一度は考え悩んだ事があると思われるサッカーシューズの選び方です。
子どもの足に合うシューズを選ぶのは勿論のことですが、それ以外にも考えておかなければならない事もあります。
例えば、使用する場所や使用するお子さんの年齢など様々な事を考えて、その子に合ったシューズを選ばなければいけません。
サッカーをするには「スパイク」が必要になると思われがちですが、小学生低学年のうちは「トレーニングシューズ」と呼ばれるシューズで問題ありません。
スパイクを使用するのは、小学生3年生くらいで大丈夫です。それ以前の子どもたちが履くと足への負担が大きいのでおすすめはしません。
なぜかというと、小学生低学年代の子どもの足はまだ骨の発達が進んでおらず骨が柔らかいからです。そのような子供がスパイクを無理に使用すると、骨格の変形などそれに伴った障害を引き起こす可能性が出てくるからです。
ただし、小学生高学年以降になったからと言って必ずしも大丈夫とは言えません。骨や体の成長には、個人差があるからです。
そのため、練習場所の状態や試合を行う場所(芝生や土)によって「スパイク」と「トレーニングシューズ」を使い分けて履くことをおすすめします。なるべく、子どもの足へ負担がかからない状態を考えてシューズを選び使い分ける必要があります。
私がおすすめする使い分け方法として挙げると、土のグランドであればトレーニングシューズを使い、芝生のグランドの場合はスパイクを使う事をおすすめします。
実際、私の息子達はこの使い分けで練習も試合もしています。
そこで今回は、誰もが一度は悩んでしまうであろうサッカーシューズの選び方について紹介していきたいと思います。是非、最後までお読みいただき自分に合ったシューズ選びの参考にしていただければと思います。
目次
サッカーシューズの選び方
それでは、早速サッカーシューズの選び方について紹介していきます。まず、サッカーシューズはいろんなメーカーから発売されています。
その種類は、子どもから大人までいろんな種類のものが存在しています。そのため、とりあえずお店に行ってから考えればいいやという考えでお店へ行くとかなりの時間を費やしてしまうことになります。
そこで、あらかじめ自分の希望を絞っておくことが必要になってきます。しかし、希望を絞るとしても何を基準にすればいいのか分からない方もいると思います。
ここでは、サッカーシューズの選び方の基本について紹介していきます。
使用する年代(低学年・高学年)
使用する場所が決まれば、次に考えなければいけないのはシューズを使う子の年齢になります。サッカーシューズを履く子は、低学年なのか高学年なのかを考え年代に合ったシューズを選ぶことが大切です。
基本的には、低学年であればトレーニングシューズを、高学年であればスパイクを選ぶようにすると良いと思います。しかし、高学年以降になるとシューズを使い分けることもあるので土用と芝生用のシューズを選んでいくことになります。
使用する場所(シューズを履く場所)
まず、購入したいシューズをどこで使用するのかで選ぶシューズを限定していきます。使用する場所には、「土」「芝生」「人工芝」「体育館」の4つに分類されます。
土のグランドは、固い土ですのでトレーニングシューズが向いているでしょう。芝生のグランドであれば、スタッドと呼ばれる突起がついているスパイクが向いています。
スタッドとは、靴の底面に突起物がいくつかついています。突起の数は少なく高さがあるため芝生のグランドで使用するとグリップが効いて滑りにくくなります。
トレーニングシューズには、スタッドがついていないので芝生のグランドで急な方向転換や急ブレーキなどを行った際には滑って転んでしまうことになってしまいます。そのため、芝生のグランドで使用するのであればスパイクが向いていると言えるでしょう。
体育館で使用する場合は、屋内用のシューズを選ぶことをおすすめします。こちらは、フットサル向けのシューズを選ぶとよいでしょう。
アッパー(足の甲の部分)の材質
皮の材質によって違いも出てきます。材質選びも重要な要素です。
天然皮は、履いていくうちに自分の足にだんだんフィットしてくる感じです。通気性があるのでむれにくくなっています。
形が崩れやすいのでこまめに手入れをしないとすぐ駄目になってしまいます。そして、水に弱く高価な材質です。
人工皮は、伸びる材質ではないので買った時の状態のままで馴染みにくいものです。通気性が悪いですが、型崩れしにくい材質です。
水に強く比較的安く購入できる材質です。
サッカーシューズの決め方
自分にあったサッカーシューズに出会うには、まず、足のサイズを測る必要があります。お店に行くと足のサイズを測るものさしみたいなやつがあるので店員さんと一緒に足のサイズを測り自分の足のサイズを把握しましょう。
自分の足のサイズを把握しないままシューズを選んでしまっては、いずれサッカーのプレイにも影響を及ぼしてきてしまいます。しっかりと自分の足のサイズを測定し把握しましょう。
これから、サッカーシューズの決め方のポイントについていくつ紹介していきます。シューズ選びの参考にしていただければ良いと思います。
試し履きをする
気にいったシューズがあったら、まず、試し履きをしてください。知っている方もいると思いますが、人の足は体重を支えているうちに大きくなっていきます。
そのため、足のサイズが最も大きくなる午後から夕方の時間帯を狙って試し履きをするようにしましょう。そして、必ず両方の足で履いてください。
人間の足は左右で微妙に大きさに違いが出てきます。そこで、大きい足のサイズに合わせて購入するようにしましょう。
シューズの紐もしっかりと結び、かかととつま先部分の余りをみてください。この時、人差し指が1本入るくらいの余裕はほしいところです。
ただし注意してほしいのが、かかとやつま先部分の余りがありすぎるとプレーに支障が出たり靴ずれを起こす原因になってしまいます。その辺に注意をして自分にあったシューズを選ぶようにしましょう。
サッカーソックスを履いていく
シューズを選びに行くときは、必ずサッカー用のソックスを履いた状態で試し履きをしましょう。裸足の状態とソックスを履いた状態ではサイズに違いが生じてしまうからです。
理想的なサイズは、足の長さより1cm程度大きいサイズです。
履いた状態で動いてみる
最後のチェックポイントは、履いた状態で実際に動いてみることです。座った状態で履いていても本当に足にフィットしているのかどうか分かりません。
そのため、履いたまま歩いてみたり、走ってみたりして、違和感がないか感触を確かめてみてください。そして、つま先やかかとなどいろんな部位でキツイ所がないか隙間がないか確かめてみてください。
そこまで確認をして問題がなければ購入して良いと思われます。自分にあった最高のシューズを選ぶには慎重にしっかりと確認して決めるようにしてください。
サッカーシューズの種類
サッカーシューズと呼ばれるものは、主に2つの種類に分けられます。「トレーニングシューズ」と「スパイク」に分けられます。
それぞれのシューズについて簡単に説明していきます。
トレーニングシューズ
トレーニングシューズとは、運動靴とスパイクの中間的なシューズになります。主に土のグランドで使用するのに向いているシューズですね。
靴底のでこぼこの数がたくさんあり、ラバー素材でできているので柔らかく耐久性は低いですが、衝撃の吸収には非常に優れています。グリップ力はスパイクほどありません。
そのため、芝のグランドなどでは滑りやすくなります。しかし、足の筋力が発達途中の子ども達の足への負担は少なくすむため、子どもに適したサッカーシューズであると言えます。
サッカースパイク
スパイクの底面には、スタッドと呼ばれる突起がいくつか付いています。このスタッドがあるため、スパイクはグリップ力に優れ滑りにくい特徴があります。
そのため、急ストップや急ダッシュ、方向転換などをスムーズに行うことができます。しかし、スパイクはスタッドが付いているため、強く踏み込んだ時の強い衝撃が足や膝・腰に伝わるため、足への負担が大きくなります。
まだ、成長過程にある子どもの足への負担が大きいシューズになります。そのため、スパイクの使用は必要な時にのみ使うようにしましょう。
我が家では、スパイクを使用するのは基本的に試合の時のみにしていました。子ども達の成長の妨げにならない程度にシューズを使い分けて使用するようにすれば良いと思います。
まとめ
今回は、サッカーシューズの選び方について紹介してきました。サッカーシューズを選ぶ時に大切なことは自分の足に合っているシューズを選ぶ事です。
決して外見のデザインを重視してサッカーシューズを選ぶことがないよう気をつけましょう。そして、シューズを選ぶ時は必ず試し履きを行いましょう。
自分にあったシューズに出会えるまで試し履きを繰り返して理想的なサッカーシューズを選びましょう。この記事がサッカーシューズ選びの参考記事としていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。それでは、素敵なサッカーライフをお過ごしください。