サッカー守備の基本!体の入れ方と使い方の効果的なトレーニング方法

サッカーで相手からボールを奪うには、1対1の競り合いからボールを奪う必要があります。1対1で相手からボールを奪うには、相手とボールの間に体を入れて奪うディフェンス技術が必要です。

ディフェンスが上手な選手は、この体を入れて相手からボールを奪う技術が身についているため、相手からボールを奪うことができるのです。このディフェンスの際に体を入れて相手からボールを奪う為には、いくつかポイントがあります。

そこで今回は、ディフェンスの基本である体の入れ方と使い方についての解説と効果的なトレーニング方法などについてもご紹介していきます。是非最後までお読みいただき、ディフェンスの基本である体の入れ方について参考にしていただければ幸いです。

ディフェンス時のボールの奪い方

サッカーにおけるディフェンスの基本は、相手チームから得点をされないようにゴールを守ることです。そのためには、相手からボールを奪い相手に攻撃のチャンスを与えないようにする必要があります。

ディフェンスにおけるボールの奪い方には2通りあります。まず、1つ目は個人でボールを奪う方法です。そして、2つ目はチームで連携し組織でボールを奪う方法になります。

今回は、個人でボールを奪う方法について紹介していきます。サッカーのディフェンスにおいて個人でボールを奪うには3つの方法があります。

相手チームのパスを予測し途中でカットして奪う方法、間合いを詰めてボールに向かっていって奪う方法、体を使ってボールを奪う方法の3種類があります。ここでは、間合いを詰めボールへ積極的にチャレンジして奪う方法と体を使って相手からボールを奪う方法について解説していきます。

間合いを詰め積極的にボールへチャレンジして奪う

サッカーで相手からボールを奪う時の基本的な形としてボールへ向かっていき奪う方法があります。ボールへチャレンジするとは一体どんな場面になるでしょう。

それは、1対1の場面で相手との間合いを詰めてボールへ向かっていき勝負する場面になります。この1対1の場面で相手からボールを奪うことができると攻撃のチャンスが生まれます。

つまりカウンターを狙うことができるのです。そのため、サッカーのディフェンスではしっかりと相手との間合いを詰めて相手のボールを奪う形が守備の理想的な型になります。

しかし、相手との間合いのとり方を間違ってしまうと簡単に抜かれてしまう恐れがある為、間合いのとり方に気をつけてボールへチャンレジをし相手からボールを奪えるようなディフェンスを行いましょう。

体を使って相手からボールを奪う

今度は、ボールへチャレンジすることができない場合の奪い方です。これは、うまく相手との間合いを詰めることができずボールへチャレンジをすることができない場面です。

間合いが十分でないため簡単に足をだしてしまうと相手に抜かれてしまいそうな場面では、無理にボールへチャレンジをせず相手が抜きにかかってくる瞬間を狙い足元からボールが離れた瞬間を狙って、体を使って相手とボールの間に自分の体をいれて相手からボールを奪う方法です。

この時、体を入れる際のポイントは重心を低くしお尻から相手にむかって体を入れていきます。サッカーのディフェンスの基本として、足からボールを奪いにいくのではなく体を入れてボール奪うことが守備の基本です。

そのため、ここで重要な事は正しい体の入れ方を覚える事になります。

守備時の体の使い方

それでは、相手からボールを奪う時の体の使い方とは一体どのような感じなのでしょう。そして、相手とボールの間に自分の体を入れるにはどのように行えばよいのでしょうか。

ここでは、相手とボールの間に体を入れる際のポイントなどについて説明していきます。まず、体を入れる際のポイントは相手とボールの間に腰から下の部分、下半身を使いお尻から相手にぶつけて相手とボールの間に体を滑り込ませながら体を入れていきボールを奪います。

サッカーの試合では、腕や上半身を使った体の入れ方をする選手もいますが、ジュニア年代の子供たちは筋力や体幹がまだ備わってはいない為、上半身を使おうとするとバランスを崩してしまい相手選手に振り切られてしまいます。

そのため、サッカーでのディフェンス時の体の入れ方としては、腰付近の体の中心部分から相手とボールの間へ体を入れて腕も使いながら相手からボールを奪う方法が最も理想的な形といえます。

腕を使ったプレイの重要性

サッカーは、足を使ったスポーツですが守備の際にうまく腕を使うことによって、相手からボールを奪う事ができます。この腕をうまく使う事によりディフェンス時に優位な体勢を保つ事に繋がり相手からボールを奪いやすくなります。

そして、この腕の使い方によってケガの防止にも繋がっていきます。ボールを奪う場面では、相手とボールの間に腕を上手く使って相手とボールの間に入りボールを奪う事ができます。

さらにボールをキープしている時は、腕を使って相手の位置を確認するレーダーのような役割も果たしてくれます。空中戦での競り合いでも腕をうまく使う事で有利な状況を作り出す事もできます。

腕をうまく使ってプレイすることで、ケガの防止にも繋がりますし競り合いや空中戦で相手より優位な状況を作り出す事ができるのです。ただし、腕を使ったプレイはファールを取られやすいので気をつけてプレイする必要があります。

体を使ってボールを奪う時に重要な事

サッカーのディフェンスで体を使ってボールを奪うには、相手との間合いが重要です。ボールを保持している選手との間合いが離れすぎていては体を使ったプレイをする事はできません。

しかも、相手との間合いが離れていると自分と相手選手との間にスペースが生まれてしまい、この状況では空いているスペースを使われ一気にスピードで振り切られてしまう可能性があります。そこで相手との間合いを詰め体を寄せるディフェンスを行う必要があります。

相手の間合いを詰めた状況で足でボールを奪いに行こうとする相手の思いどおりになってしまい抜かれる可能性もあります。そこで、1対1の状況ではボールをターゲットにするのではなく相手の体をターゲットにして、相手に体をぶつけることで抜かれる危険を軽減し体を当てる事で相手のスピードを緩めさせます。

ここで気をつけたい事は、体の当て方になります。体の当て方によってはファールを取られてしまう危険があります。

この体を使って相手からボールを奪う方法は、サッカーの基本的なディフェンスの中でもとても重要なプレイになってきます。

体を使ったディフェンスを行うことで得られるメリットとは

体を使ったディフェンスをすることで得られるメリットについて解説していきます。まずは、体を寄せることにより相手のシュートやパスを封じる役目を持っているということです。

相手の前に体を入れることになるので、相手のシュートやパスの選択を妨げることに繋がります。2つ目は、相手へプレスをかけることで相手選手の視野を狭める事ができます。

体を寄せることにより相手選手はボールとディフェンダーの事を意識してプレイすることになるので、周りの状況を確認する余裕がなくなるため相手の視野を奪う事に繋がっていきます。

3つ目は、ディフェンスが相手選手へプレスをかけることにより、相手チームの攻撃スピードを遅くするメリットがあります。そのため、相手の攻撃を遅らせている間に味方の守備の陣形を整えるための時間を稼ぐことができます。

まとめ

サッカーにおいて相手からうまくボールを奪うには、今回説明してきた体を使ったディフェンスがとても重要です。守備から攻撃に転じる際には、相手からボールを奪取する必要があります。

攻撃の選手だから守備の必要がないという訳ではありません。現代サッカーでは、相手陣内でボールを奪い返す事ができれば有利な状況で相手のゴールを狙う事ができます。

そのためにも、腕と体をうまく使い相手からボールを奪えるよう日頃の練習から意識してプレイするように心掛けましょう。最後にこの記事が、体を使ったボールの奪い方の参考記事としていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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