リフティングは、サッカーの基本的な練習の1つです。
体のいろいろな部分を使ってリフティングをするとボールコントロールの技術が身につきます。
サッカーの試合では、ボールを正確にコントロールすることが大切です。
パスやシュートをする時、ボールの芯をしっかり捉えてキックができないと正確にパスをすることも狙ったところへシュートを決めることもできません。
そのため、いろいろな足の部分やもも、頭などを使いリフティングをすることで、ボールコントロールの技術をみがいていきましょう。
リフティングは、ボールを正確にコントロールをするために欠かすことができない練習です。
しかし、サッカーを始めたばかりの子どもや初心者にとってはとても難しいと感じる技術です。
そこで今回は、リフティング上達のコツと練習方法について紹介していきます。
目次
リフティングの目的
サッカーの基本的な練習として欠かせないリフティングですが、単純に回数が多くできれば良いと言うわけではありません。
実際のサッカーの試合で、リフティングを10回も20回もする場面を見たことがありますか?
そんなこと見たことないですよね。
それでは、どんな目的のためにリフティングの練習をするのでしょうか?
リフティングとは、サッカーで最も大切なボールをコントロールする力を身につけるための練習です。
思い通りにボールをコントロールすることができると、狙った場所へキックができたり、ボールを正確に止める技術トラップが上手くできるようになります。
そのため、足のいろいろな部分(インサイド・アウトサイドなど)や体のいろいろな部分(頭・胸・ももなど)を使ってリフティングをしましょう。
それぞれの部分でキックをすることで、ボールコントロール技術を身につけることができます。
リフティングの目的を理解して、練習に取り組みボールコントロール技術を高めていきましょう。
上達のコツ
リフティングの上達のコツは、「ボールをしっかり見ること」「ボールの芯を蹴ること」「ボールを高く蹴りすぎないように真上へ蹴り上げる」「腕でバランスをとる」ことです。
そして、最も重要なことは毎日コツコツとリフティングの練習をすることです。
リフティングの練習は、長時間トレーニングするよりも、短時間で毎日練習したほうが上達が速いです。
そのため、とにかく毎日回数をこなして体で覚えるように練習に取り組みましょう。
リフティングは、神経系を鍛えるトレーニングです。
そのため、特別な筋力や持久力を必要としません。
そして、子どもは神経系の発達が著しい時期ですので、大人よりも簡単にリフティングをマスターすることができるはずです。
リフティングの練習方法
リフティングの練習は、無理に回数をこなすために練習をしても意味がありません。
あまり回数にこだわり過ぎてしまうと、他の練習時間が減ってしまうため注意が必要です。
リフティングは、50回くらい連続してできれば十分ですので、回数にこだわらずできるようになったら次のステップへ進みましょう。
そして、サッカーボールでリフティングが普通にできるようになったら、リフティングボールを使ってより難易度の高いリフティングにチャレンジしてみましょう。
次からは、リフティングの練習メニューを紹介していきます。
ワンバウンドリフティング
まず、最初に紹介する練習方法はワンバウンドしたボールを足の甲の部分(インステップ)でキックします。
左右両方の足を使い交互にリズミカルに行えるよう意識してやってみましょう。
最初は、ゆっくりでいいのでしっかりボールを蹴り上げるように行いましょう。
ノーバウンドリフティング
ワンバウンドでのリフティングができるようになってきたら、今度はいよいよボールを地面に落とさず連続して行う、ノーバウンドリフティングができるように練習しましょう。
ポイントは、ボールの中心(芯)を蹴るように行いましょう。
ボールの中心を蹴ると、ボールは無回転で真上に上がります。
ボールの中心を蹴るためには、蹴り足を固定して水平面を作ってあげましょう。
ボールの中心を蹴れるようになってきたら、ノーバウンドで連続して蹴る回数を増やしていきましょう。
インサイドを使ってリフティング
足の甲(インステップ)以外を使ってリフティングできるようにしましょう。
足の内側(インサイド)部分を使ってのリフティングです。
インサイドリフティングのポイントは、蹴り足が地面と平行になるように足を傾けます。
足が平行になっていないと、ボールの中心を捉えられずボールが真上へ上がらないので注意が必要です。
さらに、軸足を曲げて行うことで、体のバランスが取りやすくなりボールへ反応もしやすくなります。
動画を参考にして、インサイドリフティングをやってみましょう。
歩きながらのリフティングにチャレンジ
リフティングに慣れてきたら、歩きながらのリフティングにチャレンジしてみましょう。
最初は、少しずつでいいので距離を伸ばしていき30mくらいできれば十分です。
インステップでのリフティングから始めて、足や体のいろんな部位を使ってリフティングをやってみましょう。
リフティングのコツ
リフティングのコツについて詳しく解説されている動画です。
これまでに紹介してきたコツの他にも、リフティングのコツについて解説されています。
コツをしっかりと学び効果的なリフティング練習に取り組みましょう。
サッカーリフティング練習のまとめ
リフティングは、サッカーの基本練習のひとつです。
それと同時にサッカーの基本技術のひとつになります。
そして、リフティングはすぐに上達できるものではなく、毎日の積み重ねで上達していく技術です。
何事も継続していくことが大事で、毎日コツコツと練習に励んでいけるようコーチや保護者の支えが必要になります。
大人に支えられることで、子どもたちの励みとなります。
そして、諦めずにリフティングの練習を行うことでサッカーの技術の向上に繋がっていくはずです。