サッカーの1対1で強くなるためには、実戦をイメージしたトレーニングメニューを行う必要があります。
そして、1対1のトレーニングは基本2人いれば手軽にトレーニングを行う事ができます。そのため、親子で一緒にトレーニングをする事もできるのです。
うちの子は、1対1が弱いと嘆いている親御さんもいるのではないでしょうか?そんな時は、親子で一緒にトレーニングに励んでみてはいかがでしょうか?
そこで今回は、親子で一緒にできるトレーニングメニューと一緒に練習する際の子どものモチベーションのコントロールなどについて解説していきたいと思います。
是非最後までお読みいただき、親子で楽しみながらトレーニングを行う時の参考記事としていただければ幸いです。
目次
親子で練習する際の注意点について
子どものモチベーションを高める工夫を
子どもは、とても飽きやすい性格です。大人が本気でやってしまうと体格差もあり、子どもはほとんど勝つことが出来ない為すぐに飽きてしまい練習を辞めてしまう可能性があります。
そこで、大人はある程度手を抜き子どもの集中力を高めながらトレーニングを一緒にこなしていく必要があります。子どもの性格にもよりますがそこは我が子ですので親御さんであれば分かると思いますので臨機応変に対応してほしいです。
例えば、負けず嫌いの子であれば子どもに勝たせてあげるようにして大人はたまに勝つぐらいが丁度いいです。逆に、勝ち負けにこだわらない子どもには、子どもが勝ち越す程度に手を抜いてやり、成功体験をどんどんと積ませるようにしてあげてください。
ここで注意しなけらばいけないのが、親がわざと手を抜いてるとバレないようにうまく演じてトレーニングする必要があるという事です。もしも、子どもに手を抜いてやっていることがバレてしまうと一気に子どものやる気を失わせてしまう事になりますので注意が必要です。
子どもと大人の体格差に気をつけましょう
相手が子どもである事を意識して一緒にトレーニングをしましょう。体の大きさや学年によって体格差はそれぞれですが、大人が本気で体を使ってプレイをしてしまえば子どもは絶対に適いません。
例えその相手がサッカー未経験者の大人であっても子どもは敵う事ができないのです。そして、子どもは全く敵わないと思ってしまうとすぐに飽きてしまい、トレーニングのモチベーションが下がってしまいトレーニングを効率良く行う事ができなくなってしまいます。
そのため、トレーニングをする時に大人は体を使ったプレイはなるべく控えて一緒にトレーニングをしてあげましょう。
1対1のトレーニングメニュー
それでは、実際に親子でトレーニングできる練習メニューについてご紹介していきたいと思います。
ドリブル鬼ごっこ
マーカーを3つ並べてその周りをドリブルします。追いかける役と逃げる役に分かれてドリブル鬼ごっこをします。
ドリブルの移動方向は基本的に自由に行って構いません。追いかける選手は、逃げる選手のボールか足元を狙ってボールを蹴ります。
相手のボールか足元に当たれば交代です。追いかける選手と逃げる選手で交代してください。
ドリブルをする際のポイントは、常に体の近くにボールを置きいつでも方向転換できるようドリブルを行いましょう。逃げる選手の動きを予測をして相手のボールを狙いましょう。
突破力を高めるトレーニング
2つのコーンを3m位の間隔をあけてコーンを配置します。ボールを持っている選手がコーンの間をドリブルで通過できれば勝ちになります。
ボールを奪われたらディフェンスをします。ディフェンスをはコーンの間を通ることができないルールとなっていますので、ドリブル選手が反対側へ周った時は回りこんで守備をします。
キレのある素早い動きと瞬間的に空いているスペースを見つける技術が必要です。そして、一瞬で前に進む突破力が必要です。
ディフェンスも相手の動きについていく機敏さやしつこさが必要です。
相手の逆を突くトレーニング
3~5m位の間隔で四角形になるようにマーカーを4つ配置します。守備する選手からドリブルをする選手へパスをしてからスタートします。
ドリブルをする選手は、相手のラインを突破できるようドリブルをします。ここで1つポイントです。
ドリブル側の選手は、ボディフェイントやまたぎフェイントなどを駆使して相手の重心がどちらに傾いた瞬間にドリブル突破ができるようチャレンジしてみましょう。そして、守備をする選手は自陣のラインを突破されないよう左右に動いて突破されないようディフェンスを行いましょう。
この練習では、ドリブルする選手の方が楽しいので、なるべく子どもにドリブル役をやらせてあげましょう。子どもが飽きないように練習できるよう考慮してあげましょう。
ファーストタッチから前を向くトレーニング
ファーストタッチで前を向いてシュートまで持っていくトレーニングになります。攻撃と守備に分かれて攻撃の選手の左右にマーカーをセットします。
マーカーの間に攻撃側の選手が、少し離れた守備側の選手と対面でパス交換を行います。攻撃の選手のタイミングでパスをワンタッチで左右のどちらかのマーカーを通って1対1を行います。
守備の選手は、攻撃の選手が通った側のマーカーとは逆のマーカーを通ってシュートをブロックします。ワンタッチ目の精度の質を意識してシュートまでの動作が素早く行えるようにしましょう。
体を使ってボールを守るトレーニング
サッカーのディフェンスの基本となる相手の前に体を入れる動作のトレーニングになります。まず、マーカーを四角形に配置します。
攻撃の選手がボールを持った状態で守備の選手と向かい合いスタートします。攻撃の選手が反対方向かサイドのラインを超えたら勝ちです。守備側はボールを奪い取れれば勝ちです。
肩だけで相手の前に入るのではなく体ごと相手の前に入るよう意識して練習を行いましょう。
駆け引きを覚えるトレーニング
サッカーの試合では、様々な場面で相手との駆け引きを行う必要があります。例えば、ドリブルでの駆け引きやゴール前での駆け引きなど様々です。
このトレーニングでは、対峙した2人の間にマーカーを1m間隔で並べます。逃げる役とタッチする鬼の役を決めて行います。
逃げる選手は設置されたマーカーの位置では鬼にはタッチされません。マーカーの間でフェイントなどを織り交ぜながら相手を交わし左右どちらのマーカーまでダッシュで逃げます。
ボールを使ってドリブルで逃げたり、リフティング状態から始めるなどいろんな状態から始めて相手との駆け引きをうまく行えるように練習してみましょう。
相手を上手く騙すにはどんな動きをすればいいのかを常に考えて練習に取り組むようにしましょう。体を使ってフェイントをかけたり、スピードに緩急をつけてみたり、様々な方法を取り入れてみましょう。
判断力を向上させるトレーニング
サッカーの試合では、瞬間瞬間で判断をしてプレーを行う必要があります。このトレーニングでは、試合に近い状態の中での判断力を鍛えるトレーニングになります。
左右に設置されているマーカーの間をドリブルで通過するか、センターに設置されているコーンにボールを当てるかその時の状況に合わせてプレーを選択します。
ボールを保持している選手には、2つのドリブル通過できるコースと1つのゴールの計3つの選択を選ぶ事ができます。状況に合った選択肢を選んでプレーをする必要があります。
そのため、素早い判断力と切り替えの速さが重要なポイントです。頭を柔らかくして常に素早い判断を下せるように練習に取り組みましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?親子で一緒にできるいろんな1対1のトレーニングメニューをご紹介させていただきました。
練習に付き合う大人は、子どもがうまくできない時のサポート役としてやさしく教えてあげてください。そして、飽きやすい子どもたちのために工夫して一緒に練習に取り組んでほしいです。
なるべく子どもが勝てるように大人は状況に応じた対応を取ることが大切です。子どもの好きの気持ちを伸ばしてあげれるよう一緒に楽しく練習できる環境作りをしてほしいです。
最後にこの記事が、親子で一緒に楽しく練習を行いたい方々の参考記事としていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。