サッカーフェイントの練習メニューおすすめ3選。種類別にコツを紹介!

サッカーフェイントの種類とやり方のコツについて解説!フェイントの練習メニュー3選

サッカーは、相手を上手く騙すスポーツです。「騙す」と聞くと悪いイメージがついてしまいますが、サッカーでは、「フェイント」をうまく使うことで相手を惑わしゴールへのチャンスを生み出す事ができます。

サッカーにおける「フェイント」というと相手を抜き去るフェイントが思い浮かびますね。そこで、今回はフェイントの基本から種類やコツについて紹介していきます。

練習の参考となる動画も紹介していきたいと思っています。その動画を参考にして練習内容に活用して頂ければと思います。

フェイントとは?

フェイントは、相手を騙す行為を行うことです。例えば、パスを出す振りをした時、相手がつられて動いた瞬間に逆方向へパスを出したり、タイミングをずらしてパスを行うことによって相手の守備を破ることもできます。

目線を使って見ている方向とは逆の方向へパスを出して相手を騙しチャンスを作り出すこともできます。フェイントとは、相手を惑わす行動を起こし味方にとって有利な状況を作り出す技術ということになります。

そのフェイントには、状況によって異なってきます。ドリブルで相手を抜く際のフェイントやゴール前でのシュートを打つ際のシュートフェイントなど「フェイント」には様々パターンがあります。

基本的なフェイントから実際に試合で役に立つフェイントの種類とコツについて解説していきたいと思います。

フェイントの基本

フェイントとは、相手の重心の逆をつくことで自分にとって有利な状況を作り出すことです。相手を騙すのがフェイントと言ってきましたが、単純に相手を騙すだけではなく自分が進みたい方向をフェイントを使って作り出すことも必要な要素です。

いくらボールテクニックに優れていても、フェイントをうまく使いこなすことができないとチャンスを作り出すことはできません。フェイントとは、パスやシュートの前などに取り入れることでプレイの効果を高めることができます。

そして、フェイントを行う時は、体のバランスを保つことも重要です。相手をうまく騙すにはスムーズな動きで相手を惑わすように行う必要があります。

ぎこちない動作で行ったフェイントに相手はひかかってはくれません。相手に簡単にばれてしまってはフェイントの意味がありません。

そのため、フェイントはいかに相手を惑わす動きで相手に最もらしい動作を見せることができるかが重要です。体のバランスを保つためにも無駄な力をいれずリラックスした状態でプレイをすることも必要です。

また、フェイントをする時は相手との距離間や位置関係によって使うフェイントを選ぶことも大事です。たとえば、相手が至近距離にいるのであればシザースを使ってみたり、相手との距離が離れているのであればキックフェイントが有効になってきます。

そこで、フェイントの技術を磨くためにもフェイントは体が勝手に反応して動けるようになるまで繰り返し反復して練習を行いましょう。

フェイントの種類

体の動きで相手を翻弄する「ボディフェイント」

サッカーにおいて最も行いやすい基本的なフェイントになります。やり方は、上体を左右のどちらかに振って相手を惑わす動きをします。

そのあと、素早くボールをタッチし上体を揺さぶった反対の方向へと抜けていくフェイントです。このフェイントは比較的簡単に行うことができます。

ですが、流れるような動作でスムーズに行えないと相手をかわすことはできません。試合で使えるようになるためにも繰り返し練習を行い素早くスムーズに動けるよう練習に取り組みましょう。

コツは、体の左右への振りのアクションをなるべく大きく魅せることで、相手DFの重心を動かすことです。そして、動いた方の逆方向へ抜ける動きに相手に合わせられないようしっかりと体を振りオーバーリアクションで相手を騙す技術が必要になります。

素早い動きで相手を惑わす「切り返しフェイント」

アウトサイドを使って素早く方向を転換して、相手を置き去りにする切り返しフェイントです。ポイントは、切り返した時に素早く動作を行えるよう軸足のヒザをまげておく事です。

そして、切り返したらすぐにその場から離れる事で相手からボールが奪われにくくなります。

ボールをまたいで相手を惑わす「シザース」

シザーズはボールを持っている時に、進行方向の逆方向に移動したいとき守備の選手を騙すために使うフェイントです。やり方は、まずアウトサイドでボールをまたぎ、逆足のアウトサイドを使って斜め前へ押し出すフェイントです。

ポイントは、まず相手選手が寄せてきた方向へ向かってボールをまたぎます。そして、逆の足のアウトサイドを使って一気にスピードを上げて相手を抜き去ってしまいます。

シザースを行う時は、小さな動きで行っていては相手選手の注意を引きつけることはできません。そのため、シザースを行う際のモーションはなるべくオーバーに行い相手選手の注意を引きつける事がポイントです。

このフェイントは、1990年代中頃に元ブラジル代表ロナウドが使い、現在では多くの攻撃的選手がよく使うフェイントのひとつです。

左右両方の足でテンポ良く相手を抜くフェイント「ダブルタッチ」

サッカーにおける様々な場面で最も使えるテクニックにあるのがこのダブルタッチの技術です。自分の足元でボールをコントロールして相手を抜くことができるテクニックになります。

やり方はとても簡単です。まず、1タッチ目でボールを大きく横に動かします。そして、スピードとリズム良く素早くボールを動かすことが大切です。

2タッチ目は、反対の足で逆方向か前方に運ぶようにタッチします。使う足の部分は、足裏やアウトサイド、インサイドをいろんな組み合わせで使うとより効果的なダブルタッチを行うこkとができます。

シュートのモーションで相手を惑わす「キックフェイント」

キックフェイントは、とても単純なフェイントになります。そして、最も実戦向きなフェイントです。パスやシュートといったキックをする全てのプレーに絡めて活用することができるからです。

特に、ゴール前で行うシュートフェイントはとても有効です。ゴール前でのディフェンダーは、シュートを打たれまいと必死にゴールを守っているため、フェイントに反応しやすい状態になっています。

相手をうまく騙すための本気の演技力も必要です。パス・ドリブル・シュートなど場面によってその演技も臨機応変に行う必要があります。

有名選手のプレー動画などを見て研究して自分にあったキックフェイントを編み出してみてはいかがでしょうか。

オランダの名プレーヤーが編み出したフェイント「クライフターン」

クライフターンとは、オランダの名プレーヤーである。ヨハン・クライフが得意としていたターンです。

やり方は、キックのモーションから蹴り足をボールの外側から回りこませます。そして、インサイドを使い軸足の後ろを通してから進行方向へターンをします。

この時、軸足がボールを守る形になっているので、相手ディフェンスからボールを奪われにくい状況を作り出すことができます。さらに、キックモーションを大きくすることで相手ディフェンダーの重心を傾けさせることに繋がってきます。

このフェイントは、キックフェイントと組み合わせた技としては一般的によく知られている有名な技です。ですが、プロの選手がやっているように使いこなすには相当な練習が必要です。

繰り返し練習をして実戦で使えるよう練習に励みましょう。

フェイントをする時のコツについて

フェイントには、様々な種類があります。しかし、フェイントのコツには共通する点がいくつかあります。

1つ目は、相手の間合い・距離感になります。相手の足が届くか届かないかのギリギリの間合いを掴むことができるかが重要なコツです。

2つ目は、相手を抜き去るときの速さです。フェイントで相手をうまく騙すことができてもその後に簡単に追いつかれてしまっては意味がありません。

フェイントを成功させるためにも抜き去ったあとのトップスピードが出せるかもコツのひとつです。

3つ目は、相手をうまく騙すテクニックです。騙すというと聞こえが悪いのでここでは、いろんな種類のフェイントを組み合わせて技を使って相手を抜くテクニックが必要であるという事になります。

スムーズなフェイントを繰り出すことと同時に、この3つのコツを意識することで実戦でより効果的なプレーに繋がっていくと思います。

フェイント練習メニュー

実戦で簡単に使えるおすすめフェイント集

実戦で使えるフェイントを丁寧に解説もされていて、とても参考になる練習動画になります。おすすめです。

スピードに自信がなくても大丈夫!足が遅くても使えるフェイント集

こちらの動画では、比較的スピードがなくても相手を抜き去ることができるフェイントの動画集になります。難易度が高いものから実戦で使えるおすすめフェイントなどについて紹介されている動画です。

1対1に強くなる間合いのトレーニング法

こちらの動画では、相手の距離感や間合いについて解説されている動画になります。この動画を参考にしてフェイントをかけるときの間合いについて学んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?サッカーのフェイントの種類はたくさんあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

様々な種類のフェイントを組み合わせて使うことによって、自分だけのオリジナルのフェイントを作り出すことも可能になってきます。

1つだけの得意なフェイントだけでは、相手に読まれてしまいます。少しでも多くの技を身につけてチームで活躍できる選手になってもらいたいです。

プロのサッカー選手は、フェイントを行う際は無意識レベルでボールの位置や相手選手との距離感・間合いなど、敵味方の位置情報を把握してその時の状況にあったフェイントを使っています。

練習を行う時は、常に試合を想像・イメージし意識をして、フェイントの練習に取り組んでいってほしいです。最後にこの記事が、サッカーのフェイントについて悩んでいる方々の参考記事としていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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