夏場の日光が強い日にサッカーをやっていると、お子さんが熱中症になってしまうのではないかと心配になってしまいますよね。
熱中症の予防には、水分補給や塩分の補給が大切ですが、それと同じくらい頭部の温度上昇を抑えることも重要です。
それは、日差しが直接、頭部にあたっているため頭の熱の上昇を抑えることが重要だからです。
天気が良く、気温の高い日にサッカーをやった子どもの頭を触ってみてください。
ビックリするほど、頭部に熱がこもっていて、かなり熱くなっているはずです。
そのため、直射日光から頭部の温度上昇を防ぐためにも、キャップを被ることが夏場のサッカーを行う上でとても重要な事だと思います。
それでは、熱中症対策向けのサッカー用キャップを選ぶ時、一体なにを基準に考えて選べばいいのでしょうか?
そこで今回は、サッカーキャップの選び方について紹介していきます。
キャップ被る必要性
サッカーキャップは、子どもたちが夏場にサッカーをやる時になくてはならない道具のひとつです。
昔はそれほど重要とされてはいなかったかもしれませんが、現在は環境の変化に伴い紫外線や熱中症対策のため、今では夏の必需品としてなくてはならない存在です。
そのため、夏の熱い時期の練習では、必ずキャップを被るよう指導されるケースが多いようです。
ジュニア用のサッカーキャップには、太陽光をさえぎる素材を使って、赤外線をはね返しキャップ内の温度上昇を防いだり、紫外線カット機能を備えているものもあります。
夏場の熱中症対策として保護者からの関心は高くなっています。
サッカーキャップの特徴
サッカーでは帽子を被らないと思っている方が多くいると思います。
サッカーは他の球技と違って頭を使う技「ヘディング」があるのでそう思われがちです。
しかし、サッカー用キャップはヘディングを考慮して作られています。
ヘディング仕様として、キャップのつば部分が短く、キャップ全体が柔らかく作られているのも近年のサッカーキャップの特徴的な作りです。
柔らかく作られているので、カバンの中に折りたたんで収納する事ができ、洗濯する時は丸洗いすることができます。
最近の異常気象による気温の上昇に伴い、熱中症が深刻な問題となっています。
そのため、各メーカーから熱中症対策用のサッカーキャップが販売されています。
サッカーだけの使用に関係なく夏場に必要なアイテムのひとつです。
価格も安価の商品が多く、大体1,500~3,000円くらいで各メーカーから販売されています。
サッカーキャップ選び方のポイント
サッカーをする時に被るキャップは、スポーツ用のキャップを選ぶ事をおすすめします。
他の球技に比べてサッカーでは、頭を使って「ヘディング」を行います。
そのため、一般的なキャップを被る場合は、つばの部分が邪魔になるため後ろ向きに被る必要があります。
サッカー用に設計されているキャップを選ぶと、つばの部分が柔らかく作られていたり、通気性や紫外線対策の機能なども備わっています。
そこで、お子さんが快適にサッカーを行うために外見よりも機能性を重視して選んであげることが重要です。
サッカーキャップを選ぶ時のポイントは、必ず試着をしてみてちょうどいいサイズのキャップを選んであげましょう。
これから選ぶときのポイントについて紹介していきます。
何色を選ぶ?
まず、最初のポイントはキャップの色選びです。
一般的に白は光を反射するため熱がこもりにくいとされていますが、紫外線をカットしにくい短所があります。
そして、黒は光を吸収しやすいため熱がこもりやすいですが、紫外線をカットできる長所があります。
そのため、白は熱中症対策には向いていますが、黒は紫外線対策に向いているということです。
しかし、必ずしも白が熱中症対策用のキャップでもありません。
各スポーツメーカーで販売されている熱中症対策用キャップの色は白だけではないからです。
現在、各メーカーから販売されているサッカーキャップには、温度の上昇を軽減する素材が使用されていたり、紫外線を防ぐ機能などが施されています。
そのため、色にこだわって熱中症対策用のキャップを選ぶ必要はありません。
色よりも使用されている素材や機能性を考慮して、自分に合ったサッカーキャップを選びましょう。
素材で選ぶ
さきほどは、素材や機能性を重視して選ぶことをおすすめしました。
ここでは、どの素材を選ぶことが望ましいのかなど、素材選びのポイントについて紹介していきます。
熱中症対策のキャップを選ぶ時、理想的な機能は、「頭部の温度上昇を抑制してくれる機能」「紫外線のカット機能」が施されていることです。
メッシュ素材が使用されていると通気性には優れていますが、メッシュ素材はすき間があるため光を通し反射機能に若干問題があります。
そのため、メッシュ素材のキャップを選ぶ時は、キメの細かい素材を選ぶようにしましょう。
すき間が狭くなれば光も通りにくくなり、キャップ内の熱のこもり具合も軽減されるはずです。
ジュニア用サイズを選ぶ
子ども用のサッカーキャップを選ぶ時に大事なことがあります。
それは、最適なサイズを選んであげることです。
そのため、サッカーキャップを選ぶ時は必ず試着をしましょう。
サッカーではキャップを被ってプレイをすることはありませんが、低学年の間はキャップを被ってプレイすることもあります。
そんな時、キャップが頭にフィットしていないと、ヘディングなど激しい動きをした時、キャップが頭から脱げやすくなってしまいます。
そして、サイズが合わないキャップを被ってサッカーをやると、目を塞がれてしまったり耳にぶつかったりするため、集中してサッカーをすることができません。
そのため、サイズの合わないサッカーキャップを選ばないよう、必ず試着をして頭にフィットするキャップを選びましょう。
ヘディング仕様のキャップを選ぶ
サッカー用のキャップは、ヘディングを考慮してつばの部分が柔らかく短く作られています。
一般的なキャップでは、つばの部分が硬く作らているためヘディングには不向きな作りなっています。
そのため、サッカー用のキャップを選ぶのであれば、サッカー用に作られているキャップを選びましょう。
そして、通常のキャップはつば部分が長いため、上空の視界を妨げる要因にもなっていました。
サッカーでは、上空高く蹴り上げられることもあるので、上空の視界を妨げない短いツバのキャップが理想的な作りです。
サッカーキャップの被りかたには、ちょっとしたコツがあります。
それは、サッカーをするときは「つば」の部分を前後反対にして被ります。
この被り方をすると、ヘディング時に視界が確保されると同時に、日焼けしやすい首の後ろ側をつばによって紫外線をカットすることもできます。
サッカーキャップの選び方まとめ
夏場にサッカーをする時に必要となる、熱中症対策のサッカーキャップについて紹介させていただきました。
水分補給や塩分補給が熱中症対策には必要ですが、同じように直射日光を浴びる頭部を守ってくれるサッカーキャップも熱中症対策には必要不可欠です。
そして、夏の暑い時期は、安全を考慮し必ずキャップを着用して練習を行いましょう。
これからも、子どもたちが大好きなサッカーを快適に行えるようサポートしていきましょう。